お久しぶりです。
ひまわりが入院中、私は流山市から都内の病院まで、せっせと通っておりました。
その通り道、言問橋から上野方面に向かう途中に、私はある看板に気付きます。
「パティシエ イナムラショウゾウ」
ん?なんじゃこれ?
「マツモトキヨシ」からこっち、フルネームを店名にするのが流行りなのだろうか?
気になりつつも通過する日が続きましたが、ある日意を決してお店に入ってみました。
駐車場から少し離れたお店の前には、案内係のお兄さん。
お店には4~5人が並んでいました。
お店に入ると、レモネードのウェルカムドリンクのサービス。
やがて私のオーダーの順番がやってきます。
その日は、特製苺ロールとミルフィーユ、そしてこのお店の看板メニューらしいモンブランケーキ、その名も「上野の山のモンブラン」を2つ注文しました。
お金を支払うと、おねえさんが店の外までお見送りしてくれ、ケーキの箱を手渡してくれました。
感じのいいお店です。
店を出て病院に向かいます。
病室には息子とばあちゃんも来ていました。
キアヌ君には特製苺ロール、私はミルフィーユ。
そしてひまわりとばあちゃんには「上野の山のモンブラン」。
初めて寄った店なんだけど、口に合うかな?
と言うと、ひまわりはモンブランを一口。
ひ:美味しい~~っ!
かなりお気に入りのようです。
当然私にも「あ~ん」。
もうマロンクリームは完璧でしょう。
固さ、粘り、そして甘さと香り。
舌の上に乗せられたマロンクリームは、美味しいと言うよりも快感なのです。
これはイケますな。
そして私も、自分のミルフィーユを食べようとしたその瞬間。
ミルフィーユの上に乗せられたマロングラッセを、電光石火の速さでかすめとる者が!
私のたった一つのマロングラッセは、瞬時にひまわりの口中に投じられたのであります。
な、何をする!
ひ:だって、アタシのにこれ乗ってなかったんだもん。おいふぃい。。。
ミルフィーユには乗っているが、モンブランには乗らないマロングラッセ。
なんか不思議なお店です、イナムラショウゾウ・・・。
まぁ、ひまわりさんが最高の笑顔を見せてくれたから、良しとしましょうか。
その後、ひまわりの外出許可が出る度に、このお店に寄るようになりました。
しかし現在、このお店の行列は20~30人待ちは当たり前の繁盛店になってしまいました。
並ぶ価値のある「パティシエ イナムラショウゾウ」。
ひまわりが愛した最後のマロングラッセが味わえます。
並ぶ勇気と気力のある方は、ぜひ一度。
http://www.inamura.jp/
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