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瞼の裏側にはいつも笑顔の神様がいる

招き猫

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2007年7月25日 最愛の妻を病気で失いました。
悲しみを忘れるのには、まだ時間が掛かりそうです。
いや、忘れなくていい。
一生忘れないで、悲しみを背負うのもいいかもしれないと、最近は思っています。
6歳の息子キアヌと共に、必死に生きています。
June 30

天使の白衣

 

先週の土日で部屋を模様替えしました。
仕事部屋兼私のプライベートルームなんですけどね。
あまりにも散らかっており、もう少し使いやすくならないものかと。

本棚には私の本のほかに、妻の本も並べてあります。
看護の本やら医学書まであります。
アイツこんなの読んでたのかぁ・・・。
妻の本ですので売るわけにも参りませんし、まして捨てる事など到底できません。
ダンボールに入れて仕舞って置きましょう。

CDラックにも当然、妻のCDも並べてあります。
趣味が合うものは出しておいて、たまに私も聴くでしょう。
しかしながらどう考えても聴けないものもあります。
トシちゃんって・・・オイオイ。
クールスに舘ひろしかぁ・・・。
これらも仕舞っちゃおう。

ひまわりさんの物があまりにも多いのにびっくり。
片付けると本当に広くなりました。
ダンボールにはマジックで「ひまわりの本とかCDとか」と書いて、押入れに仕舞います。
今度このダンボールを開けるのは、いったいどんな時だろうか?
私以外の者かもしれません。
そんな事を想いながら仕舞っていると、押入れの奥から何やら紙袋が出てまいります。

なんじゃこれ?

紙袋を開けると、ひまわりが使用していたナース服が出てきました。
コレも捨てられないなぁ・・・。
大切に仕舞っておく事にしましょう。
仕舞っておいてどうするのか・・・という問題もありますが。

June 18

さくらんぼ

事後報告で申し訳ありませんが・・・。
6.16は私たちの結婚記念日でありました。
仏壇の前で、一緒に酒を飲ませていただきました。
 
 
 
 
ひまわりの闘病中。
少し辛いですが、もう彼女の残り時間が少なくなってしまった頃のお話。
ひまわりはモルヒネの影響で、色々なものが見えていたようであります。
見舞いに行っても意識はうつらうつらで、話を少ししなくなったと思うともう意識が無くなっているのです。
彼女はいるはずも無い我子を、笑顔で一生懸命撫でているんですね。
きっと夢で、息子と遊んであげていたのでしょう。
 
ある日、お見舞いのさくらんぼを持って行った時。
食事が殆ど採れなくなってしまったひまわりですが、さくらんぼを差し出すと美味しそうと言ってくれました。
口に持って行ってあげると、一口食べてくれました。
 
「おいしい・・・。」
 
そういってもう一口。
全然食事を食べられていなかったので、私も本当に嬉しかったんです。
20個ほど持って行ったさくらんぼを、ひまわりは完食してしまったのです。
食べ物を食べられた事、そして今から思えば美味しいと感じてくれた事が、本当に良かったと思います。
 
ところがひまわりさん。
翌日見舞いに行くと、ちょっと怒ってるんですよ。
 
「昨日のさくらんぼ、誰が食べたのよ~、アタシ夜に食べようと思ってたのに・・・。」
 
えっと、全部あなたが食べたんですけど・・・。
そう説明すると、ひまわりは全く覚えていないというのです。
持って来てくれた事と、一口食べて美味しかった事は覚えているみたいなんです。
どういうこっちゃ・・・。
 
 
先日、甲府の叔父叔母からさくらんぼが届きました。
こんな事を思い出しながら、甘酸っぱいさくらんぼを頂きました。
勿論、仏壇にもお供えして・・・。
ひまわり~!たくさんお食べ!
 
May 24

料理のち雨

 
その日は突然やってきました。
ひまわりとばあちゃんが、食料品の買い物に行ったのです。
行き先は新潟の寺泊港から直送の魚類専門店。
新鮮な魚介類が格安で買えるお店なのです。
 
帰って来た両人。
なにやらニヤニヤしているひまわりと、少し不安げなばあちゃん。
そしてひまわりから重大発言が飛び出すのです。
 
「今日の夕飯はアタシが作ります」
 
げ。
以前からひまわりの料理下手は書かせていただいております。
何せ結婚前にはしょっぱいお汁粉を私に食べさせた人ですから。
(参照記事 ひまわりのおしるこ
 
自信満々でキッチンに向かうひまわり。
おいおい、やめとけよと私。
「雨が降ってくるんじゃないのか?」
という私の野次にめげることなく、彼女は野菜をきざみ始めます。
キャベツ、にんじん、たまねぎ、きのこ類。
野菜たっぷりの料理のようです。
ひまわりは鮭の半身をレジ袋から取り出します。
魚屋さんで捌いてもらったようです。
それをフライパンに皮を下にしてのせます。
そして味噌と日本酒を合わせたタレを、鮭の身にぬります。
その上から先ほど刻んだ大量の野菜を乗せ、ふたをして蒸し焼きにします。
鮭と野菜に火が通ったら完成。
そのまま丁寧にお皿に盛り付けて、私の待つテーブルに運んでまいります。
 
できた、鮭のちゃんちゃん焼き~!
 
おお!
あの漁師料理の決定版と言われる「鮭のちゃんちゃん焼き」を、我愛妻が作ったと言うのか!
 
恐らくは初めてではないかと思われる、我愛妻の手料理。
恐る恐る(こら)口にすると・・・
 
うまい。
 
作り方はいたって簡単ではありますが、なかなかいけるではないですか。
味付けは味噌だけなのですか、しっかりきいているんです。
 
「何だオマエ、やりゃあできるんじゃないか。」
 
笑顔でVサインのひまわり。
たくさん褒めてあげましたが、その後彼女からの新作料理は作られる事はありませんでした。
と言うわけでこの料理、今となっては遠いいにしえの料理となってしまいました。
 
May 17

ご無沙汰ぶっこいています

 
すっかりご無沙汰しちゃいました。
皆様に何も言わず、こうして放置してしまったのは初めてかも知れません。
本当に申し訳なく思っております。
 
アレから色々ございまして。
息子は小学生になりました。
まだランドセルの方が大きいような感じで、それでも毎日楽しく登校しております。
この前など、靴を履くためにしゃがんだと思ったら、そのままランドセルの重さで後ろにひっくり返ってました。
困っている本人を指差して、大笑いしてしまいました。。。
勿論あとで本人から苦情がきましたよ。
 
「おとしゃん、ぼくがこまってるのにひどいです」
 
ごめんよ、キアヌ。
でも本当に可笑しかったんだ。
 
少しずつですが、ブログ復帰しようと思っています。
でも、もう見捨てられてしまったでしょうか?
まだひまわりの事もたくさん書く事があります。
皆様に彼女の事を読んで頂けたら、私は幸せです。。。
March 25

恐ろしきひまわり

好き嫌いはあまり無かったひまわり。
しかも結構なゲテモノ食いだったかも知れません。
あの中華料理の腐った玉子、あるじゃないですか。
ああいうのも食べておりましたねぇ。

以前、結婚披露はお寿司屋さんでやったと書きました。
そのお寿司屋さんでの出来事。

うちのばあちゃんお得意であり、私が幼少の頃からお付き合いがあるそのお店。
私たちが来店して何か変った食材が入ると、すぐ食べさせたがる訳です。
その日はひまわりも一緒に、そのお店で夕食をいただいておりました。

その日は生きた白魚が入っているとの事。
生きた白魚は、踊り食いにするための食材です。
それにしても、白魚の踊り食い・・・
何とも残酷な食べ方であります。
出汁しょうゆの中に、白魚を生きたまま泳がせ、それをそのまま出汁と一緒に飲み込むわけです。
喉を通る白魚は、当然苦しみもがきながら我々の栄養となっていきます。
うぁ~私には出来ない・・・。

しかしながら、お店の店長は白魚の踊り食いを私たちに勧めるのです。
まぁせっかく仕入れた目玉食材ですから、お得意の私たちに勧めるのは当然の事かも知れません。
でも、私とばあちゃんはパス。
しかし、あろう事かひまわりは目を輝かせるのであります。。。

「アタシ食べてみたい。。。」

と言う訳で、招き猫家では一人前の踊り食いが出てまいりました。
ピチピチと出汁の中で跳ねる白魚・・・
それを口に運ぶひまわり・・・

「なんかこれ、おもしろ~い!アタシこれ好きかも~!」

結構残酷な女であります。
しかも

「もう一回食べてみたい。。。」

アンコールまで出てしまいました。
してやったりの店長。
うれしそうにお代わりを持ってきてくれます。
そして再び、それを嬉しそうに口に運ぶひまわり。

「もぐもぐ。。。」

え?もぐもぐ?
こいつ、踊り食いなのに噛んでるよ!
踊り食いは生きたまま飲み込むものです。
それをひまわりは噛んで食べているんですよ。
生きている魚を・・・。
以下、ひまわりの言い訳。

「え?だって食べ物じゃん。」

本当に私はこの人と結婚してよかったのだろうか・・・と思った招き猫一匹。。。
 

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