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日志


11月24日

かわいい熱帯魚

私は熱帯魚が好きでして。
ひまわりとも熱帯魚ショップに出かけたものです。
彼女はやはり女性と言うことで、小さくてキラキラ輝く魚が好きなようでした。
私はといえば、もっぱら大型の古代魚などが好きでして・・・
特に、アジアアロワナと呼ばれる美しい大型魚に憧れていました。

大型魚コーナーに入り浸る私を、彼女が迎えに来た時でした。
彼女がある大型古代魚の水槽から動かなくなったのです。
口を開けたまま、何かを呟くひまわり。

「か、かわいい♡ 」

彼女が魅せられていた魚は・・・

スポッテットガーパイク
 
顔はワニの様に口が前に長くせり出していて、その口にはギザギザの歯があります。
身体は細長く、胸鰭をヒラヒラとさせて泳いでいます。
体色は、シルバーのボディに黒のスポット模様がポツポツと付いています。
まぁ、こんな感じの魚ですね。

スポッテットガー

彼女はこの魚に魅せられて、水槽から動けなくなったのです。
ひまわりの美意識・・・どうなんでしょうねぇ。
仕方なく、スポッテットガーを一匹買って帰りました。
彼女は「がーくん」とその魚に名付け、とてもかわいがっていました。
残念ながら、数年後に病気で死んでしまった「がーくん」。
しかし・・・こんなグロテスクな魚を「かわいい♡ 」と表現するなんて・・・
ひまわりってどんな美意識なんでしょうねぇ。
11月17日

ひまわりとマリネ

私とひまわりが結婚する前の年。
まだ私たちが付き合っている頃のある日。
ひまわりから私の家に電話があったのです。
 
「ねぇ、ネコ飼ってよ。」
 
そう言われても、我が家はその頃すでに「やーや」というネコを飼っていたのです。
ひまわりが言うには、勤務していた病院の横に仔猫が捨てられていたそうなんです。
その仔を拾ってきたひまわりのアパートは、動物の飼育は禁止されていたんですね。
仕方なく、我が家で引き取る事になったのです。
 
その夜、早速クルマで仔猫を迎えに行きました。
掌に乗るほどの小さな命。
黒虎のカラーは少しアメショっぽくて、とても可愛い男の子でした。
 
名前を付けなきゃなぁ。
飼う猫に変な名前を付けると言う習性を持つ私でした。
初めて飼ったネコに「ヤマシタ」と付けたのは私です。
全国の山下様・・・申し訳・・・m(_ _;;m
その時飼っていたネコも、我がスワローズが近代初優勝した時に生まれたネコという事で「ヤ」と付けました。
しかし、一文字だと呼びにくいという事で「やーや」となりました。
さて、今度のネコはなんと付けようか・・・。
 
その頃盛んに聴いていた音楽・・・
浜田麻里にハマッていた私でした。
 
BLUE REVOLUTION~!ゲホゲホ
そんな高い声、出ませ~ん。
私は彼女を「マリ姉ぇ」と呼んで崇拝しておりました。
 
「マリ姉ぇ・・・」
 
ネコの名前は決定されました。
 
「マリネ」
 
マリネはすくすくと成長し、アメショっぽかった毛色はすっかり黒くなってしまい、アメショには似ても似つかないネコになりました。
マリネの性格は、威張んぼうで我がままで寂しがりやで怒りんぼう。
まぁ、ネコというのは総じてそういった性格ですねぇ。
 
ひまわりと私に愛され、成長したまりね。
キアヌ誕生と共に足蹴にされるようになったまりね。
一時は口内炎を発症して、獣医にはもう治らないと言われましたが、奇跡の生還を果たしたタフなヤツ。
拾ってきたひまわりが亡くなった今でも、コイツは元気に我が家に居座っております。
 
現在13歳のおじいさんネコ。
最近はキアヌとも遊んでくれてるなぁ。
 
マリネ、お母さんの事は覚えてるか?
お前を拾ってくれた人だよ。
いつまでも覚えていてくれよな。
まぁ、ついでだからもうちょっと長生きしてくれ。
 
マリネ
 
マリネ
 
11月2日

ひまわりコレクション

ひまわりと結婚した時に、ちょっとびっくりした事がありました。
それは、彼女の意外な趣味の事だったのです。

彼女は絵画が好きだったんです。
それも、シルクスクリーンという形で自分で購入していました。
彼女が好きな画家は、今をときめく「ヒロタマガタ」でした。
と言っても、私は全く知らない人・・・
見せてもらうと、なんだかチカチカとした漫画のような小さな人と、人工的な建物の絵ばかり。
とても私の趣味ではありませんでした。

しかしながら、時折開かれる作品展や販売会などに連れて行かれる事もしばしばありました。
初めて即売会なるものに行ったときは、とても驚いたものです。
何がって・・・絵のお値段に・・・。
だってですよ、高いものは100万円を超えるんですよ!
原画などは、我々が手の出でるお値段ではないようです。
そもそも原画は、売ってはくれないらしいですけど・・・。



彼女がなくなった後・・・
ちょっとした事件がありました。
クローゼットの中を整理していた時の事。
私の知らない大きなダンボールのケースがあったのです。
その中には・・・私の知らない「ヒロヤマガタ」の絵が入っていました。
彼女の4枚目のコレクションだったのです。
知らないうちに、こんな高いものを買いやがって・・・。
でも、欲しかったんでしょうね。
私に内緒だったので、飾る事も無かった絵。
きっと・・・持っているだけで幸せだったのでしょう。

ひまわり・・・言ってくれればよかったじゃないか!
君の大切な形見が、また1つ増えたよ。