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12月29日 いちご畑のひまわり「私はいちごならいくらでも食べられるわ」
12月20日 ある年のバースデイある春の日、私とひまわりはこんな会話をしていたのです。 ひ:「ねぇねぇあんた、〇〇でケーキのバイキングやってるのよね~。行きたいなぁ。」 猫:「おまえなぁ、年を考えなさい。そんなに食べられないから損するわ!」 ひ:「そんなこと無いよ、今でも十分に2桁いけるわよ。」 猫:「ゲッ!2桁かよ!俺なんか3個食えるかどうか・・・。」 ひ:「アンタの分も食べるからさぁ、行こうよ~!」 猫:「それならさ、こういうのはどう?もうすぐお前誕生日だろう?その日にさ、俺がバイキングではなくてちゃんとした美味しいケーキ屋さんでケーキを買ってくるからさ、それをお前がひとつづつ食べるんだ。1つ食べ終わった時点でお願いしますと言えば、俺が次のケーキを運ぶ。限界に達したら参りましたと言う。そうしたらお前の負け。用意したケーキを全て食べたら俺の負け。その企画が俺の誕生日プレゼントだ!」 ひ:「い~ね~!それやろうやろう!」 私が選んだケーキ屋さんは、吉川市にある「る・果檀」。 私とひまわりがお気に入りのケーキ屋さんなのです。 そのお店で私が用意したケーキの数は20個。 約9000円相当のケーキを買ってきたのです。 そしていよいよ、誕生日の夕方にたった一人のケーキバイキングのお店の開店です。 お気に入りの紅茶を淹れて、用意!スタート!。 定番のイチゴショートから始まり、チョコレートケーキ、モンブラン、シブスト・・・ 「お願いします。」「お願いします。」 様々なケーキがひまわりの前に運ばれてきます。 「おいしい~!」と満面の笑みを浮かべながら、ケーキをほうばるひまわりさん。 しかしながら、2桁は余裕と言っていたひまわりの表情は、5個を超えた辺りから強張ってきます。 そして、8個目を食べている途中で、まさかの・・・ 「ま、参りました・・・。」 お~い! 2桁余裕と豪語していたのは、いったいどの口だぁ~! そして、残った11個と食べかけ1個のケーキはどうするんだ! ひまわりさん曰く・・・ 「途中でケーキを食っているのか、意地を食っているのか良くわからなくなった。」 今回は意外と根性無しのひまわりの、少し可愛らしい武勇伝でした。 そして次回更新で、ひまわりの本当の恐ろしい武勇伝をご紹介いたします。 お楽しみにぃ~! 12月9日 オープンカーとひまわり私たちがまだ結婚する前のお話。 ひまわりは運転免許を取ったのです。 しかし、クルマを買えるはずも無く、当然ペーパードライバーだったわけです。 私はというと、かなりのクルマ好きだったのです。 自慢の愛車は、当時としては画期的な2シーターオープンのライトウエイトスポーツカー。 ユーノスロードスターを所有していたのです。 しかも、その時はまだ買ったばかりのピッカピカの状態。 まさに、自慢のクルマだった訳です。 ひまわりは、免許が発行された翌日に、私のバイト先へやってきたのです。 ちゃっかり免許を取った翌日に、仕事もバイトも休みを取っていたのですね・・・。 そして、コンビニでバイト中の私にこう言うのです。 「クルマ貸して!」 私のクルマは、ピッカピカの新車です。 しかも、マニュアルトランスミッション車。 ひまわりはオートマ限定ではない、ちゃんとした免許を取っていたのですが、そこはやはりとても心配な訳です。 しかしながら、免許を取ってすぐに運転をしてみたい彼女の気持ちも良くわかる私だったのです。 「もうすぐバイトが終わるから、一緒に行こうよ。」 そういう私の提案も、彼女の希望に一蹴されてしまいます。 「初めての運転は一人でしたいのよ。」 一抹の不安を抱えながらも、渋々了承。 1時間だけという約束と共に、彼女は私の大事な愛車の中の人となった訳です。 ところが・・・ 1時間の約束は守られなかったのです。 私の仕事が終わる1時間後に、彼女の姿はありません。 それどころか、約束の時間を1時間も過ぎる頃にも帰ってこなかったのです。 「もしかして、上り坂で坂道発進に失敗して、後ろのクルマにぶつかってしまったのでは・・・」 「それよりも、とてつもない大事故を起こしているかもしれない・・・」 私のそんな心配をよそに・・・ちょうど2時間と少しを過ぎた頃、彼女は帰ってきました。 しかも、クローズされていた幌はオープンにされていました・・・。 「ちょっと行徳まで、海を見て来た。帰り道、混んじゃって遅くなった。」 彼女はそう言って、あっけらかんとしておりました。 私の心配は、取り越し苦労だったようでした。 思えばその頃から、自分の出来る事と出来ない事を、彼女は心得ているようでした。 そうでなければ、看護師という仕事は出来ないのかの知れませんね・・・。 ひまわり・・・ でもなぁ、あの時本当に、心配したんだぞ・・・。 |
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