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    September 30

    ひまわりと格闘技

    私とひまわりが結婚した年のお話。

    私は大好きな格闘技を見ていたのです。
    その格闘技は、K-1。

    彼女はまったく興味が無かったようで・・・

    「あんた、そんなのも見るんだねぇ」

    と、私の隣でなにげなく一緒に見ていたのです。
    13年前は、K-1は今ほど人気は無く、それでも素晴らしい選手がいたものでした。
    アンディ・フグの全盛期。
    そして、ピーター・アーツが無敵の強さを誇っていた頃です。

    どの試合もKOで決着していた頃。
    今の様にポイントを取るような試合は、あまりありませんでした。

    しかし、私の隣で見ていたひまわりも、いつしか熱くなっていたのです。
    KO決着する度に、歓声を上げるひまわり。

    「これ、すごいねぇ。今度何時やるんだろう?」

    いつしか彼女も、この格闘技に魅せられていたのです。

    彼女のお気に入りは、アーネスト・ホーストでした。
    長い手足で、コンビネーションの技で勝つ試合が好きだと言っていました。
    私はマイク・ベルナルドが好きだったんですけどね・・・。
    試合が中継される日は、2人で楽しみにしていたものでした。


    今年もK-1GPの季節になりました。
    29日には、GP開幕戦が韓国で行われました。
    私が注目しているのは、ピーター・アーツ。
    ひまわりが好きだったホーストや、私が好きだったベルナルドと戦っていた選手です。
    昨年、ひまわりと一緒に見ていたK-1で彼女が言ったのです。

    「もう好きな選手はアーツだけになっちゃったねぇ・・・」

    大きな選手が、パワーを武器に勝ちまくっている最近のK-1。
    アーツやホーストの様な、テクニックでKOするような選手は少なくなりました。
    しかし今年のアーツは、かなり気合が入っているし、調子もいいようです。
    優勝候補のセーム・シュルトを止めるのは、アーツかもしれません。
    昨夜も素晴らしいKO勝ちで勝ち上がりました。

    ねぇ!ひまわり!
    今年はアーツが優勝するかも知れないよ。
    優勝してくれたら、嬉しいよな~!
    September 22

    ひまわりの宝物

    昨年の夏、ひまわりの病名が発覚した時の事です。
    私はある芸能事務所にメールを打ちました。

    ひまわりは、10代の頃からある男性俳優にメロメロだったのです。
    その人の名は・・・

    舘ひろしさん

    私など、逆立ちしてもかなわないお相手であります。

    ひまわりの深刻な病名を聞いてしまった私は、彼の所属プロダクションにメールを打ったのです。
    もしも、お目当ての彼からひまわりへ励ましの言葉などを頂けたら・・・。
    まさかですねぇ~。
    舘ひろしさんと言えば誰もがあこがれる、ビッグスターですよ。
    テレビなどでも引っ張りだこの俳優さんであるし、所属する事務所だって彼例外にもスター俳優を抱えているのです。
    例え大ファンであっても、たかが一人のファンが病気だからと言って、いちいち反応してくれるはずが無い。

    まぁ、ダメで元々だ!。
    そんな気持ちでメールを打ったのです。
    メールを打ったのも忘れかけていた、ある夏の日。
    一本の電話が鳴ったのです。

    「わたくし、石原プロの舘ひろしのマネージャーの〇〇と申します・・・。」

    げ~!

    なんと連絡がきてしまったのですよ!。
    ひまわりの病状などを聞かれまして、(」゜ロ゜)」 ナント!直筆のサインを送ってくださると言う!。
    サインに名前を入れるので、教えてくださいとまで言ってくださいました。
    そして本当に、本名に添えて「頑張ってください」という言葉まで入った直筆のサイン色紙が贈られて来たのです!。

    私はそのサインを額縁に入れて、病室に持って行きました。

    「あのね、舘さんがよろしくだってさ。」

    実はですね、この事は本人に内緒にしていたのですよ!。
    その時のひまわりの顔ったら・・・
    鼻水を垂らして、そりゃもう見苦しい程喜んでおりましたよ~!。
    その後、舘さんのサインは病室に飾られていました。
    来る看護師さんに、自慢をしっぱなしで・・・。


    ひまわりが亡くなった時、サインは彼女の棺に入れてあげました。
    このサインを持って、向こうでも自慢してくれ。
    君の宝物だもんな!。

    September 15

    富士山とひまわり

    ひまわりはとんでもない雨女でした。
    彼女とどこかに行く時は、決まって雨。
    出かける時は降っていなくても、必ずいつかは降って来るんです。
    天気予報全く無視で、彼女が出掛けると降ってきます。

    義母に聞いてみると、彼女が生まれた日も雨だったとか・・・。
    そして、私たちの結婚披露の日も、戦後最大級の台風というのがいらっしゃいました。
    結婚披露が始まる前は、もの凄い雨と風。
    終わって外に出ると、今までがウソだったような台風一過。
    あまり雨女パワーを出さないで欲しいなぁ・・・。

    そんなひまわりは、富士山が大好きなんです。
    しかしながら、雨女の習性から奇麗な富士山を見た事がありません。
    必ず雲に隠れてしまうんですね~。
    彼女が言うには・・・
    「富士山はきっと女なんだわ。だから私が来ると嫉妬して隠れるんだわ。」
    どんな事にも、自分本位で考えるいい性格?ですねぇ。



    墓石を依頼している石材店が、私たちの気持ちを汲んでくださるんです。
    私たちが出す無理難題も、全て聞いてくださるんです。
    墓石にひまわりの絵を彫って欲しいとか・・・
    ひまわりの花言葉を彫って欲しいとか・・・

    そして、もう一つ。
    好きな彫刻を一つ、お墓の前に造ってくれると言うのです。
    もう、文句なしで富士山という事になりました。
    これで、永遠にひまわりだけの富士山が見れますね。
    ひまわりは捻くれ者でして、美しい左右対称の富士山ではなく、ちょうど三島市辺りから見た右側に出っ張りがある富士山が好きなんです。

    「ちょっと難しいですねぇ」(石材店談)

    ひまわり・・・喜んでくれるでしょうか?。
    September 07

    お力をお貸しください・バトン

    私の妻、ひまわりが抱えた病気の名前は「心臓血管肉腫」と言う病気でした。
    この病気のおかげで、私が最も愛した人の命が奪われました。

    この病気の特徴として・・・
    血液検査での腫瘍マーカーに引っかからない事。
    また、最新医療器具であるペットでさえ見つからなかった事。
    進行が信じられないほど早い事。
    症例が極めて少なく、治療法は愚か完治例すら無かった事。

    私が妻の病気について聞かれる度に、言われる事があるんです。
    「へ~そんな病気があるんですねぇ」
    「心臓にできる癌なんて、聞いた事が無い」
    大学病院の先生でさえ、珍しい病気だと言っていましたから、一般の人がご存知な訳がありませんね。

    しかし、世の中にはそういった病気がまだまだあるのです。
    バトンを使って、そんな病気を皆さんに知って頂こうという運動があります。

    のほほん☆うさぎさん

    からバトンをお預かりいたしました。
    題して

    病名はムコ多糖症・・・バトン

    以下の文章をご覧になって、共感していただけましたら、バトンとして回していただけたらと思います。

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    《ムコ多糖症》って病気を知ってますか?
      この病気は人間の中でも小さい子達に見られる病気です。
      しかし、この《ムコ多糖症》と言う病気はあまり世間で
    知られていない(日本では300人位発病) つまり社会的認知度が低い為に
    今厚生省やその他製薬会社が様々な理由を付けてもっとも安全な
    投薬治療をする為の薬の許可をだしてくれません。
      《ムコ多糖症》は日々病状が悪くなる病気で、
    発症すると殆どの人が10~15歳で亡くなります。
      8月7日「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組で湘南乃風の若旦那が
    語ってから私達に出来ることを考えました。
      それで思いついたのがこのバトンという方法です。
      5~6歳の子が厚生省にスーツ姿で出向いて自分達が生きる為に
    必死に頭をさげてたりしています。
    この子達を救う為に私達ができる事は、この病気を多くの社会人に
    知ってもらって早く薬が許可されるよう努力する事だと思います。
      みなさん協力お願いします。
      [ムコ多糖症]
    ムコ多糖を分解する酵素が先天的に欠損している為、
    体内に蓄積することで様々な異常が引き起こされる病気。
      多くの場合、身体や精神の発達遅滞、骨の変形、水頭症なども伴う。
    重症の場合は成人前に死亡する。
      今のところ有効な治療法が無いので、
    骨髄移植や遺伝子治療の臨床成果が待たれる病気の1つである。
         ムコネット http://www.muconet.jp/
     
      ★この本文を 日記に貼り付けてください。
      ※マイミクさん達が何か力になれば・・・とバトンを手渡ししてます。
    お時間のある方は御願いします。
    家庭や職場でも話題に上げて頂けると更に広がって行くと思います。
     
    *・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・**

    少しでも早く、「ムコ多糖症」及び「心臓血管肉腫」のような、治療法が確立されていない病気がなくなりますように・・・。
    September 01

    見れなかったDVD

    4月のとある朝。
    まだひまわりは元気で、完治を目指して抗がん剤治療をしていた頃です。
    彼女は一枚の新聞広告を持って、私の所に駆け寄ります。
    「ねぇねぇ、コレ欲しい。」
    手には DVD BOX の広告。
    さて、彼女が欲しがっている作品は・・・。

    刑事コロンボ

    そもそも、彼女が刑事コロンボを始めて観たのは、私の影響からでした。
    コロンボ役のピーター・フォークの
    「ウチのカミさんがねぇ・・・」というフレーズが大好きだった私。
    〇曜洋画劇場で放送があると、必ず見ていたものです。
    一緒に見ていたひまわりも、ピーター・フォークのあのとぼけた魅力に取り付かれてしまったのです。

    「どうせ治療で仕事できないから、コレ全部観てやるんだ!」

    そう言えば、4月の30日はひまわりの誕生日。

    「よーし、俺がコレを買ってやろう。誕生日プレゼントだ。」
    「え~だってアンタもコレ観たいんでしょう?どうしてアタシのプレゼントなのよ!」
    我女房ながら、鋭い突っ込みだったのです・・・。

    結局、注文したのはいいですが、ひまわりの誕生日には間に合わず、5月になってからの商品の到着になりました。
    もう、半分くらい忘れてましたよ!。
    忘れてしまう程の到着とあって、少々熱が冷め気味のひまわりさん。
    そのうちゆっくり観ようと言うことで、しばらく放置プレー。
    しかし6月の半ば頃になると、彼女の身体の具合が悪くなってきてしまったのです。
    何をしてもすぐに疲れてしまい、ベッドに引きこもってしまいます。

    「ベッドにノートPC持ち込んで、それでDVD見ようか、俺も一緒に観るからさ。」
    「うん、でもリビングの大きいテレビで観たいなぁ。もう少し具合がよくなったら、一緒に観ようよ。」

    そうこうしているうちに、6月が去り悪夢のような7月2日がやってきてしまいました。
    入院生活の中で観れればいいと思い、ノートPCとDVDを2枚だけ、病室に持っていってあげました。
    しかしとうとう、ひまわりは一枚も観る事が出来ませんでした・・・。
    いつか一緒に見観ようと思って買った、刑事コロンボのDVD BOX・・・。

    ひまわり・・・
    まだ、四十九日法要まで少し時間があるから、1枚ずつ一緒に観ような。

    あ、もう一つだけよろしいでしょうか?・・・
    ウチのカミさんがねぇ・・・